Little Wonder

プラズマクラスター空気清浄機「天井空清」


愛煙家のアイテム

愛煙家の私は、自宅で仕事をする際にも喫煙している。

若い頃は、家の外で吸ったりしていたけど、自分で家を持つと、部屋で気にせず喫煙しています。
何度も何度も、禁煙しようとチャレンジしたが、やっぱり無理...。

そんな私でも、子供が産まれた時には1年間くらい我慢できた。やっぱり、子供は可愛いし、害を与えたくないから。
まだ、2歳とか3歳頃でも、抱っこして歩くごとに、「はあっー、はあっ〜」と息切れがしてしまい、苦しい。
このまま小学生くらいに成長すると、とても体がもたないと思ったからです。

でも、ダメだったね。やっぱり。
ランニングマシンでトレーニングをすると、意外にも持久力があるのだが、実際に走り回る子供を追いかけてみると、
苦しい。それに変な汗をかく。

そこで、まずは自分の部屋でしか喫煙しない、という小さな決め事をした。
ヘビースモーカーな私は、まず、窓をあけて吸っていた。しかし、自分の部屋には、窓が1つしかなく、風通しが悪いせいもあり、
煙がこもったまま。
そこで、置き型の空気清浄機を購入。シャープのプラズマクラスターが、空気をきれいにしてくれる!と思ったから。
初めのうちは、「ジリジリ」と、プラズマクラスターの発生する音が聞こえ、「おー、なんだか空気がきれいになっているな」と感嘆した。
でも、天井を見上げると、曇っている。空気清浄機のモードを強くしても、吸い取られず、曇っている...。
ジリジリと音が鳴っているのは、イオンが発生している「音のサイン」だと、とても気持ちは晴れていたが、天井は曇っている。
どうにかしなければならないと思い、たどり着いたのが、「天井空清」。つまり、空気清浄機付きのシーリング。

プラズマクラスター空気清浄機「天井空清」

かなり高価だったが、効果はあった。
煙は高いところへ...で、それを吸い取ってしまうという逸品。今では天井に曇りもないです。

動作音は比較的静かであり、Amazon Alexaでも制御可能。もはや必要不可欠なアイテム。

ただし、どうしても納得がいかない点があります。

それは、プラズマクラスターから発生する「ジリジリ音」。

このジリジリ音がなくなってしまっている。きっとシャープの開発者は、この音が発生しないように改善を重ねたのだろう。
置き型の空気清浄機の取扱説明書にも、「ジリジリ音は、イオン発生器の音で、故障ではありません」と、注釈を入れるくらいだから、
ユーザーからの問い合わせが多く、改善すべき課題だったと思う。

でも、ジリジリ音が聞こえないと、なんだか普通の扇風機みたい感じがしてならない。


効果は同じでも、「しっかりイオンが発生してます!」というサインがなくなってしまっている。
私だけが特別なのかもしれないが、改善すべき問題ではなかったのでないかと思える。

ドイツ車は、ブレーキを踏むと「キィー」と鳴く。日本人(日本車に慣れている)にとっては、「不良品だー!」と思うかもしれないが、
ドイツ人は、音がなるから、ブレーキがしっかりと効いている証拠である、と言う。

話は長くなったが、このプラズマクラスター発生器も、音を無くしたことで、不安に思ってしまうエンドユーザーは、少なくないかもしれない。

こんな小さな事であるが、プラズマクラスターを良いと思っていたユーザーにとっては、ドイツ車のブレーキと同じ感覚を求めている、また、いたのかもしれない。
実際に体験してみないと分からない。
まさに、商品開発・技術者とエンドユーザーの視線が、合っていない、面白い一例だと思えた。